競売ドキュメント・不動産裁判 3 堪忍袋の緒が切れた(怒) |
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競売ドキュメント・不動産裁判 3 堪忍袋の緒が切れた(怒)
*家賃支払催告書の内容証明郵便を出す。
家賃8か月遅滞、未払い賃料の額は、前家主から引き継いだ返還
義務のある敷金額をわずかに上回る額になった。
通常、未払い家賃額が3か月以上になると賃貸借契約解除ができ
ると言われている。それ以下だと賃貸借契約解除は家主の権利乱
用になると解釈されているようである。
賃借人田中は、敷金額まで家賃を延滞しても、敷金をもって未払
い家賃額と相殺できると考えている。
定期賃貸借契約の賃貸期限で、家賃が2か月延滞するよう計画的
に家賃不払い開始月を起算している。
相殺できるということから考え、賃貸借契約解除の要件とまでい
われている「未払い家賃額が3か月以上」にあたらず、家主が契
約解除を前提に建物明渡訴訟を提起しても、敗訴になる、賃借人
が勝てると踏んでいる。
そこで家賃を延滞し、山田が銀行返済に困窮して買ってくれと泣
きついてくるのを待ち受けたわけである。
不動産の基礎知識を勉強していない普通人として、ここまで緻密
な知恵、計算ができるわけはなく、後ろで賃借人田中に知恵をつ
けている人物がいると考えた。
山田は、これは、かなり腹をくくってかからないと裁判に負ける
と考えた。急遽、建物明渡訴訟に関する本を読んだ。必要なとこ
ろだけ一夜漬けである。
山田の堪忍袋の緒が切れた。家賃支払催告書の内容証明郵便を出
した。もちろん支払わなければ裁判−建物明渡訴訟提起を覚悟の
上である。
家賃支払催告書の内容証明郵便は次のとおり。
催告書
賃借人 ○○県・・・・・
田 中 茂 子 殿
平成○○年 ○○月○○日
賃貸人 ○○県・・・・・
山 田 太 郎 印
私は貴殿に対して後記記載の建物を賃料1
か月6万5千円で毎月5日までに当月分を支
払うという約定で賃貸しております。
ところで、貴殿は平成○○年○○月分から平
成○○年○○月分まで本件賃貸契約に基づく
賃料の支払いを遅滞しています。
そこで、上記未払い賃料合計○○万円全額を
本書到達後1週間以内にお支払いくださるよ
うお願いします。
同日までにお支払いがない場合には、本催告
書をもって、家賃未払いを理由に本件賃貸借
契約を解除します。
記
建物の表示
○○県・・・・・
家屋番号 ○○番○○
居宅 木造瓦葺2階建 延べ○○.○○u
草々
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