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競売ドキュメント・不動産裁判 17 保全執行−立会い−無事終了

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競売ドキュメント・不動産裁判 17 保全執行−立会い−無事終了 




*保全執行−立会い−無事終了




山田は、民事執行の申立書を地裁に提出した。担当執行官の氏名を

教えてくれた。今後この執行官に何でも連絡するように言われた。

同地裁の出納課で「執行官予納金」35,000円を支払い帰宅し

た。


その日の夕方、地裁執行官から山田に電話があった。執行期日は○

○月○○日午後○時○○分と決まった。

合鍵はあるかと聞かれ、ない旨答えると「解錠技術者はどうするか、

そちらで手配できなければこちらで手配するが・・・」とのことで

あった。山田は「そちらでお願いします。」と答える。

この解錠技術者の費用は、後日裁判所から「費用予納命令」がきて

1万円を銀行振り込みする。


いよいよ執行期日当日である。山田は、執行時間前に現場へ出かけ

た。現場は鍵がかかっているようで、中には誰もいない様子であっ

た。山田は胸をなでおろした。一番心配なのは、債務者と出くわし

て、相手が襲いかかってくることであった。日本刀を振り回し、け

がをさせられたという事件もあり、心配していた。



間もなく執行官ほか1名が車で到着、別の車で解錠技術者1名も到

着した。


執行官は「裁判所です。おられますか。中へ入りますよ。」2回ほ

ど声をかけた。返事がない。

解錠技術者は鍵をあけにかかった。千本格子戸で、端と真ん中2箇

所に鍵がかかっていたが、さすがに技術者、すぐ解錠できた。


執行官ほか1名が建物内に入った。続いて山田も入った。

建物内はガラクタ、ごみ等が散らかっており、その中に机、物入れ

等があった。


さっそく執行官らは、机の引き出し等をあけ、中のものを調べだし

た。氏名を読み上げた。山田は、それは債務者の子供の名前である

と答える。また別の名前を読み上げた。山田は、それは債務者の別

の子供の名前である旨答える。


しばらくして執行は終わったようであった。執行官は玄関の横の壁

に「公示書」を貼り付けた。執行保全は終了した。全員外へ出た。

解錠技術者は再び施錠した。

執行保全は無事終了した。(ホッ)



山田は、帰宅後、○○簡易裁判所書記官に、保全執行完了した旨伝

える。仮処分命令を債務者宛送るとの返答がありました。



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


               平成○○年(執ハ)第○○号


            公 示 書


   事件番号    平成○○年(ト)第○○号

   債権者     山田太郎

   債務者     田中茂子

標記の事件について、○○簡易裁判所がした仮処分決定に基づき、

次のとおり公示する。

1 債務者は、下記物件に対する占有を他人に移転し、又は占有

名義を変更することを禁止されている。

2 当職は、平成○○年○○月○○日下記物件に対する債務者の

占有を解いて、これを保管中である。

ただし債務者に限り、使用を許した。

(注意)下記物件の処分、公示書の損壊等をした者は、刑罰に処

せられる。


   平成○○年○○月○○日  


       ○○地方裁判所

          執行官  ○ ○ ○ ○ 印



           記


  所  在     ○○県・・・・・

  家屋番号    1番1

  種  類     居宅

  構  造     木造瓦葺2階建

  床面積      1階  ○○.○○平方メートル

             2階   ○○.○○平方メートル


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(参考)


【民事執行法】


   第一章 総則


(執行官等の職務の執行の確保)

第六条  執行官は、職務の執行に際し抵抗を受けるときは、その

抵抗を排除するために、威力を用い、又は警察上の援助を求める

ことができる。ただし、第六十四条の二第五項(第百八十八条に

おいて準用する場合を含む。)の規定に基づく職務の執行につい

ては、この限りでない。

2  執行官以外の者で執行裁判所の命令により民事執行に関する

職務を行うものは、職務の執行に際し抵抗を受けるときは、執行

官に対し、援助を求めることができる。


(立会人)

第七条  執行官又は執行裁判所の命令により民事執行に関する職

務を行う者(以下「執行官等」という。)は、人の住居に立ち入

つて職務を執行するに際し、住居主、その代理人又は同居の親族

若しくは使用人その他の従業者で相当のわきまえのあるものに出

会わないときは、市町村の職員、警察官その他証人として相当と

認められる者を立ち会わせなければならない。執行官が前条第一

項の規定により威力を用い、又は警察上の援助を受けるときも、

同様とする。



(続く)


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