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競売ドキュメント・不動産裁判 11 占有移転禁止仮処分命令申立書 内容

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競売ドキュメント・不動産裁判 11 占有移転禁止仮処分命令申立書 内容 




*占有移転禁止仮処分命令申立書 内容は以下
のとおりですが、


 ・実際は訴状の様式と同じで、1行37字、1ページ26行

 であるが、サイトの都合上、変更しています。

 ・民事保全手続きでは、申立人を債権者、相手方を債務者といいま

 す。










     占有移転禁止仮処分命令申立書




    平成〇〇年〇月○○日

○○簡易裁判所   御中


            債権者    山 田 太 郎  印
    
  当事者の表示     別紙当事者目録記載のとおり

  仮処分により保全すべき権利      建物明渡請求権


            申立ての趣旨

 債務者は、別紙物件目録記載の建物に対する占有を他人に移転

し、または占有名義を変更してはならない。

 債務者は、上記建物の占有を解いて、これを執行官に引き渡さ

なければならない。

 執行官は、上記建物を保管しなければならない。

 執行官は、債務者に上記建物の使用を許さなければならない。

 執行官は、債務者が上記建物の占有移転または占有名義の変更

を禁止されていること及び執行官が上記建物を保管しているこ

とを公示しなければならない。

との裁判を求める。

           申立ての理由
第1 被保全権利

1 平成○○年〇月〇日債権者は、債務者との間で債権者所有の

 別紙物件目録記載の建物(以下「本件建物」という)につき下

 記内容で賃貸借契約(以下「本件 契約」という)を締結した

(甲1の1、甲1の2、甲2)。同日、債権者は債務者に本件建

 物を引き渡した。

 (1)賃  料   1か月金6万5千円

 (2)支払時期    毎月5日までに当月分を支払う。

 (3)支払方法   金融機関に振込

 (4)賃貸借期間  平成○○年〇月〇〇日から2年間

(5)賃料支払い義務(甲2 賃貸借契約書第4条)賃借権の

   譲渡、転貸し禁止(同第7条)の規定に違反した場合、相

   当の期間を定め、義務履行を催告したにもかかわらず、期

   間内に義務が履行されないときは本契約を解除することが

できる。

2 本件建物は競売物件として債権者が落札、平成○○年〇月〇

 〇日債権者が所有 権を取得したものである(甲1の1、甲

 6)。

  当時債務者は本件建物の賃借人として入居しており、競売代

 行業者の代行で同競売に応札したものである。

  債権者の入札額が債務者の入札額を上回り、結果債権者が落

 札したものである。

3 短期賃貸借であったため、契約期間満了を待って、債権者と

 債務者との間で、建物が古い関係もあり定期賃貸借契約を締結、

 2年経過、再契約として今回の契約をしたものである。

4 債務者は落札できなかったことに遺恨を抱き、その夫 田中

 元三氏とともに債権者に脅迫してきました。

  「不動産業者にまかしておいたらいいものを、しろうとだて

 らに競売に手を出しやがって、こんな古い家を高い値で買いや

 がって不動産業者がこんな古い家誰も買わんわと言っとった。

 床があっちこっち腐っとるわ。けがしたらどないしてくれるね

 ん。これ修理せんかったら家賃供託してやる。俺は刑務所に何

 回もはいっておるんや。いやがらせして持つ気なくさして売ら

 したる。」

5 債務者は、ついに平成○○年○○月分から平成○○年〇月分

 までの家賃未払いの挙にでてきた(甲3)。

6 仕方なく、到達後1週間以内に家賃を支払うよう、支払いな

 き場合は賃貸借契約を解除する旨の催告書を平成〇〇年〇月〇

 〇日付内容証明郵便にて通知し、同月○○日債務者に配達され

 た。(甲4の1、甲4の2)

7 上記内容証明到達後1週間以内に家賃の支払がなかったため、

 平成○○年〇月〇日をもって家賃未払いを理由に本件賃貸借契

 約を解除した旨の通知書を、同月○○日付内容証明郵便で通知

 し、同年〇月〇日債務者に配達された(甲5の1、甲5の2)。

8 債権者は、本件建物に再三足を運んだが鍵がかかっており留

 守状態であった。夜も電灯の光はなかった。

  平成○○年○○月○○日近所に聞いて回った結果「田中さん

 引越ししゃはりました。半月ほど前かなあ。どこへ行ったかわ

 からへん。普通やったら玄関に引越し先の紙貼ってまっけどな

 あ。」債務者は○○月末ごろ引越ししていることがわかった。

9 債権者は、時間の許す限り本件建物に出かける。

  ○○月○○日、(株)○○会社(社長は本件契約の連帯保証

 人)と車体に書かれた普通貨物自動車が、本件建物付属のカー

 ポートに駐車しており、社員が荷物を積み込みシートをかけて

 いた。

  債権者は、乗ってきた自動車を安全なところに駐車し戻って

 くると、債務者の夫、田中元三氏がいた。債権者は、「建物の

 中を見せてもらう」と言って、勝手口のノブを回したが、鍵が

 かかっていて開かなかった。

  田中元三氏は「家の中にはタンスから全部置いてあるんや。

 お前、家主やったら鍵を持っておるやろ。鍵がなかったら裁判

 所に開けてもらえ。」と言った。

10 債務者は引越ししているが、住民票は本件建物の所在地住

 所のままである。債務者は、夫婦、子供〇人の〇人家族である。

 子供には学生を含むものと思われる。債権者は、債務者のみの

 住民票の交付を受けたが、債務者の家族の住民票の交付は不可

 能であった(甲7)。

11 よって、債権者は債務者に対し、所有権に基づき本件建物

 の建物明渡請求権を有する。


第2 保全の必要性

1 債権者は、債務者を被告として、御庁に対して、本件建物明

 渡等請求訴訟を提起すべく準備中である。

2 債務者の本件建物に対する執着、債権者に対する過去の言動

 を勘案するとき、いつ本件建物の占有を第三者に移転するかわ

 からず、その可能性は非常に高い。

3 もし、上記おそれが現実化すると、債権者が上記1項の訴訟

 において勝訴しても、その執行が不能または著しく困難になる

 可能性が高いため、執行保全のため本申立をする次第である。

           疎明方法
     
1  甲第1号証の1     全部事項証明書

2  甲第1号証の2     所有者の住所変更証明書

3  甲第2号証       賃貸借契約書(平成〇〇年〇月

               ○○日付)

4  甲第3号証       預金通帳

5  甲第4号証の1     平成○○年○○月○○日付内容

               証明郵便

6  甲第4号証の2     配達証明書

7  甲第5号証の1     平成○○年○○月○○日付内容

               証明郵便

8  甲第5号証の2     配達証明書

9  甲第6号証       付近見取図付本件建物写真

10 甲第7号証       債務者住民票


           添付書類

1 甲号証の写し       各1通

2 固定資産税評価証明書   1通

   




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*当事者目録、物件目録


 別紙分として占有移転禁止仮処分命令申立書のあとに
 追加し、ページ数を記入する。



 上記以外に、ページ数未記入の当事者目録、物件目録

 を各3部〜5部程度添付しておく。裁判所が仮処分命令

 決定書を作成するときの便宜のためである。

 いやなら添付しなくてもかまいません。










           当 事 者 目 録


〒123−1234  ・・・・・・・・・・・

               債権者 山 田 太 郎

               TEL 

               FAX 


〒123−1234  ・・・・・・・・・・・

               債務者 田 中 茂 子      















           物 件 目 録


  所  在     ○○県・・・・・

  家屋番号     1番1

  種  類     居宅

  構  造     木造瓦葺2階建

  床面積      1階  ○○.○○平方メートル

           2階  ○○.○○平方メートル









(続く)


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