| *競売ドキュメント 俺は務所帰りや。お前か! この家を落札したのは?19 |
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*競売ドキュメント 俺は務所帰りや。お前か! この家を落札したのは?19
「解説」
・家賃の供託についての山田の解釈は正しい。
家主が家賃の受領を拒否したときは、借家人田中は供託をして、家賃不払いから逃れられるわけです。
家主が家賃の受領を拒否していないのに、家賃を供託した場合は、供託の効力はなく、家主に対しは
家賃不払いとなります。(民法第493条、第494条)
・競売物件現地調査時に借家人と会うことが大切。
山田が今回のように、借家人から脅迫され、恐ろしい目に遭った一番大きな原因は、現地調査時に、
競売物件に入っていた借家人田中に面接しなかったことです。
ここでいろいろ話を聞いておれば、不動産業者が「借家人田中に競売物件を落札したらどうか」と話を
持ちかけていたことがわかったかもしれない。
そのことがわかったとしても、あきらめることはないのです。競売物件の屋根が修理されているという
山田の判断は正しかったし、駅から至近距離にあったということも正しい判断です。
・この競売を総合的に判断すると、落札価格は少し高めではあったが、古い木造建物の修理費で最大
のものはなんといっても屋根の修理でしょう。その屋根が修理されているという山田の判断は正しかっ
たといえるでしょう。
・注意事項
1.最近小さくて長時間録音でき、価格も安いICレコーダーが市販されています。競売物件の占有者
等に会うときは、この程度のものをポケットに忍ばせておく必要があります。場合によれば面接時、
目の前に置くことも効果があります。
2.話し合い、交渉等、できる限り文書でやり取りするほうがいいでしょう。
(競売ドキュメント競売参加20に続く)
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